Androidスマホアプリ開発の未経験者の私が1ヵ月でリリースした方法


掲載日:2021年4月9日



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概要

スマホアプリ開発の未経験者の私が1ヵ月でリリースまでした時の話について、実際に作ったアプリを紹介しつつ説明したいと思います。簡単に私の紹介をさせていただくと、SIerのエンジニアとして主に以下の技術を使って普段はWebシステム開発をしています。

  • Apache
  • Tomcat
  • PostgresSQL
  • Java

入社してから5、6年くらいSIerのエンジニアとして働いていますが、実際コーディングしていたのは1年、2年くらいだと思います。そんな私でも1ヵ月でGoogle Playにリリースまですることが出来ました。

AndroidスマホアプリはJava(もしくは、Kotlin)で作られているので、Javaを知っているという面で少しアドバンテージがあったかもしれないです。ですが、それ以外は全くの初心者だったので、プログラミングを少しでも経験している人であれば1ヵ月でリリースまで出来るのではないかと思います。

目次

  1. 実際に作成したアプリ
  2. 開発からリリースまでの流れ
  3. まとめ

1. 実際に作成したアプリ

実際に作成したアプリは「ポイントカードアプリを管理するアプリ」となります。このアプリからポイントカードアプリを起動すると、位置情報を記憶して、同じ場所でこのアプリを開くと上の方に前回利用したポイントカードアプリが表示されます。ポイントカードアプリをスマートフォンから探す手間を解決してくれるアプリとなります。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ktkt.PointcardApplicationManagement

無料ですので、気になる方は初心者が1ヵ月かけるとどの程度のものが出来るのかの参考にダウンロードしてみてください。

試行錯誤で作ったのもあり、デザインが良く無かったり、性能に問題があったり(描写に時間がかかる)しますがご了承ください。

2. 開発からリリースまでの流れ

開発からリリースまでに必要だった物やスケジュールなどについて説明したいと思います。

2-1. 必要だった物

  • PC(Windows10)
  • Androidスマートフォン
  • デベロッパーアカウント

【PC(Windows10)】

性能は「メモリ:8G」「SSD:250G」「CPU:Corei5」となります。趣味のアプリ開発のためにPCを買うのも勿体ないので、10年前に買ったパソコンとなります。Windows7から10にアップデートして、メモリ4Gから8Gに増やしていたり、HDDをSSDに変更していたりします。少し部品交換しましたが、10年前のパソコンでも十分問題なく開発できました。特に動作が遅すぎると感じることも無かったです。

【Androidスマートフォン】

こちらは、作ったアプリを動かすために必要でした。開発ツールにエミュレータという機能が付いていて、PC上で仮想のスマホで動作確認することも可能ですが、エミュレータだと一部機能が動かないので必須ではないですが、あった方が良いです。私はiPhoneユーザだったので新しく以下のAndroidスマートフォンを購入しました。

iPhoneと比較すると大分安かったので私は購入しましたが、実際にアプリの動作確認する時だけ必要なので、試しに開発したい方などは家族から借りるなどでも良いと思います。 これ以外のAndroidスマートフォンを用意する方は、2021年4月の現在の基準としては「Android 8.0」以上のものが良いと思います。あまりに古いスマートフォンを用意すると端末依存で動かなかったりするリスクもあるので、いくら動作確認のためだけだったとしても古すぎる物の購入はお勧めしないです。

【本】

私が実際に使った本は以下となります。

私は紙の物を購入しましたが、Kindle版もあるので売り切れなどで手に入らないことは無いと思います。Amazonでの評価も高いですが、実際に私が読んだ感想としては凄く読みやすかったです。一通りの開発に関する基本パターンが記載されている感じでした。基本パターンのみなので発展的な内容を求めている人にはお勧め出来ないですが、初心者には良いかと思います。私も実際この本1冊読んでアプリのリリースまで出来ました。

【デベロッパーアカウント】

リリースする時に必要なアカウント登録となります。年会費などはなく、初回登録料として25ドル必要です。実際にリリースする時まで使わないので、リリースする直前に用意でも良いと思います。

【準備費用】

・PC(Windows10) 0円

・Androidスマートフォン 10000円

・本 3000円

・デベロッパーアカウント 約2741円(25ドル)

合計15741円

となります。Androidスマートフォンを持っていれば、本の代金とデベロッパーアカウントの5741円でリリースまで出来ます。

2-2. スケジュール

1ヵ月(約4週間)でリリースまで行いましたが具体的には以下のスケジュールで作業をしました。仕事もあったので、がっつり作業したのは土日のみとなります。平日は2、3時間程度作業しました。

【1週目】

本の読み込み、開発環境の構築、作成するアプリの検討を行いました。開発環境の構築方法は本に書いてあったので、本の手順に従いセットアップしました。作成するアプリは通勤している時やお風呂に入っている時などに考えました。(一旦、作成経験が積みたかっただけだったので、需要とかUXとか考えて作ってはいません。)

【2週目】

アプリ作成を開始しました。細かい設計書などは作らず、エクセルで2、3時間で画面イメージだけ簡単に作ってコーディングに着手しました。本にサンプルコードがいくつかあり流用できるものもあったので流用しつつ、コーディングしました。

【3週目】

2週目に引き続きコーディングを実施。3週目で動作するアプリを作り終えることが出来ました。

【4週目】

4週目はリリースに向けた準備をしました。アプリのアイコン作成や、リリースする資材の作成、Google Playに掲載するアプリのスクリーンショット画面や説明文書の作成、リリース申請

リリース申請してから1週間後くらいにGoogleからリリースOKのメールが来ました。Googleからリジェクトされて1回でリリース出来ないこともあるらしいのですが、私の場合は問題なく1回目でリリース出来ました。

3. まとめ

Androidスマホアプリ開発の初心者でどこから手を付けたら良いか分からない人は、本を購入して本の流れに沿って開発することをお勧めします。

実際に初心者の私が作った感想として、初心者がネットだけの情報で開発するのは難しい様な気がします。アプリをコーディングしたり、リリース方法を調べたりするためにポイントポイントでネットで調べるのは良いかと思いますが、綺麗に全ての情報がまとまっているサイトも無かったので本が一番入りとしては良いかと思います。作っていて、そもそもAndroidの情報がネットに少ない気もしました。公式のAndroidのサイトに概要は色々記載されていますが、個人ブログなどの情報はあまり頼れなかった印象があります。そもそも私自身がそうでしたが、初心者だと何で検索すれば良いかもよく分からない気もします。

Androidスマホアプリはリリースまで無事できたので、次回はiOSスマホアプリを作りたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。



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