Java起動時に指定するDオプション(-D)とは何か


掲載日:2021年1月8日



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概要

Java起動時に「java -Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager」と指定したり、Eclipseで「実行環境⇒VM引数」に以下の様に「-Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager」と指定することがあると思います。

この「-DXXXXXX」を付けるとどうなるか説明したいと思います。

目次

  1. Dオプション(-D)とは
  2. まとめ

1. Dオプション(-D)とは

Dオプション(-D)とはJavaのシステムプロパティ値となります。以下のJavaのオラクルのサイトに記載されています。

https://docs.oracle.com/javase/jp/1.3/tooldocs/solaris/java.html#standard

システムプロパティ値を設定するとどうなるのか実際に動かしてみたいと思います。

1-1. Dオプション(-D)を指定して動かすとどうなるか

EclipseにDオプション(-D)を指定して動かしていきたいと思います。具体的なオプションとしては「-Dtest=testoption」とします。下図の様に設定します。

下図の様な簡単なmainクラスを作成します。

このmainクラスを実行すると以下の様に「test」を引数に「testoption」という値が取得できていることが分かります。

つまり、Javaの起動時にシステムプロパティ値を設定するとSystemクラスから値を取得できるようになります。

3. まとめ

Javaの起動時にDオプション(-D)を指定すると、Systemクラスから値を取得することが可能になります。環境ごとに異なる値を動的に設定したい場合などに使用されます。

最後までご覧いただきありがとうございました。



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